アリーチャ・ウォッシングステーションでプロセシングされたイルガチャフェG1。 アリーチャの生産農家650名(平均2ヘクタール、計1300ヘクタール)のイルガチャフェのロットをブレンドして作り上げられたスペシャルロット。SCAスコア86.75点。
アリーチャ・ウォッシングステーション近隣の生産者は、ほぼ皆1ヘクタールにも満たない農地でコーヒーを栽培している零細農家である。コーヒーは換金作物で、ジャガイモ、マンゴ、アボガドなどは最低限の生計のために栽培している自給用作物である。彼らの収入は限られているため、化学肥料、殺虫剤、除草剤を購入する余裕はなく、100%オーガニックと言える。輸出業者であるBNT社は、少しでもいいチェリーを買い上げるために、チェリー価格にインセンティブを乗せている。これまでウェギダブルーのロットは、ウォッシュドしか買い付けてこなかったが、今回初めてウェギダブルーのナチュラルロットを買い付けた。アリーチャ・ウォッシングステーションで、チェリーのフローター選別を行い、アフリカンベッドで天日乾燥。G1グレードにするために、最終仕上げは人海戦術でひたすら手選別を行う。
エチオピアの品種は、在来種といわれ、明確な品種特定はされていないが、どうやらふたつのグループに分けられるようである。ひとつは南部の栽培品種、もうひとつはジンマの農業研究所で1974年に研究栽培されたゲデオ地区の品種という。シダマ州ボナズリアのロットは、ジンマの農業研究所で選ばれた品種まで特定されている。
品名 | イルガチェフェG-1 ウェギダ・ブルー ナチュラル |
生産国 | エチオピア |
地域 | 南部諸民族州ゲデオゾーン、アリーチャ |
生産者 | アリーチャ・ウォッシングステーション |
クロップ | 2020/2021 |
規格 | G-1 スぺシャル・プレパレーション |
欠点規格 | 0-3/300g |
スクリーン | スクリーン14アップ |
木の品種 | イルガチェフェ在来種 |
その他 | 生産農家650名、標高:1900-2000メートル、赤褐色土壌、年間降雨量:1800-2000ミリ |
精製方法 | ナチュラル |
開花時期 | 2019年2月-4月 |
収穫時期 | 2020年12月-2021年2月 |
船積時期 | 2021年8月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 010/0343/0283 |