もう何年も前に買っていたロングベリー、ティムティムバランギリ(バランギリ村のティムティム)が、米国や台湾によって買われて、高くなりすぎ、買付を断念していたが、ワハナ農園がその品種を自社農園で栽培し始めたので、試しに買ってみた。
もうかれこれ10年以上前、アチェ州タケンゴンに栽培量は少ないけどロングベリーがあるというので、買っていた。当時このロングベリーは、ティムティムと呼ばれていて、チモール原産の品種と聞いていた。2001年ごろ、チモールの原種豆ということで見せてもらったのが、細長い形状の豆だった。栽培量が少ないので、毎回200~300キロ程度しかなかったが、希少豆ということで買っていたら、米国と台湾が目を付けて買い始めたので、値段がどんどん吊り上がり、買うのを断念していた。このロングベリーという品種、調べてみると、いろいろな情報が出てくるので、どれが本当なんのかよく分からないが、サプライヤー情報によれば、アビシニア(エチオピア)という。
ワハナ農園は、2005年に設立したスマトラ島最大の民営農園。農園面積250ヘクタール(東京ドーム53個分)に13品種を栽培している。ラスナ、ロングベリー、アンドンサリ、トラジャ、ジュンベル、ジャントゥン、カツーラ、カツアイ、ビジャサルチ、ティピカ等である。管理し易いように、コーヒーの木の本数は、ヘクタール当たり2000本以下におさえている。2009年に水洗設備を導入し、スマトラ島では珍しいウォッシュドコーヒーを作っている。
品名 | マンデリン ロングベリー |
生産国 | インドネシア |
地域 | 北スマトラ州ダイリ県シディカラン、ラエマンクール村 |
生産者 | ワハナ農園 |
クロップ | 2020 |
規格 | G-1 スぺシャル・プレパレーション |
欠点規格 | 丁寧にハンドピックしているのでほぼ欠点なし |
スクリーン | スクリーン16アップ |
木の品種 | ロングベリー(アビシニア) |
その他 | スマトラ島唯一の大規模民営農園、創業2005年、標高1250-1400メートル、農園面積250ヘクタール、年間気温13-29℃、年間降雨量2000-3000ミリ、シェードツリー |
精製方法 | ウォッシュド |
開花時期 | 2019年3月-4月 |
収穫時期 | 2020年11月-2021年1月 |
船積時期 | 2021年3月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 015/1686/040 |