2017年に設立された新しい生産者組合クリンチバロカ。西スマトラ州産であるためマンデリンとは呼べない。最近登場してきたクリンチ地域のコーヒー。マンデリンとは一線を画すため精製方法はスマトラ式ウェットハルでなくハニーとしている。ストラス、ベリー、スイート。
レギュラーコーヒーの表示に関する公正競争規約によれば、「マンデリンは北スマトラ州およびアチェ州にて生産されたアラビカコーヒー豆」と定義づけされているため、最近市場に登場してきた西スマトラ州クリンチ地区のコーヒーはマンデリンとは呼べない。後発である生産者たちはマンデリンとは一線を画すため、味で勝負に出た。2017年に設立されたクリンチバロカ生産者組合は、リーダーであるトゥリヨノが徹底した運営管理をしている。コーヒーはメインのキャッシュクロップであるが、インタークロップとして野菜・ポテト・フルーツを栽培させている。さらにコーヒーの収穫が終わると、近隣の紅茶農園に出向いて茶摘みを行い、生活費の足しにするように指導。最近では個人農家が組合に加入するようになり、資産の共有・コーヒー教育・価格交渉ができるまでになっている。組合所有のドライミルに隣接して、焙煎施設、カッピングラボがあり、組合員が自ら焙煎し、味のチェックを行っている。9か所のチェリーコレクションセンター(小さなウォッシングステーション)があり、セントラルミルに持ち込まれる前に、プロセシングされる。このハニーロットは、水を使用せずパルピングして、屋根付きのドライベッドで乾燥させる。パーチメントは20日間。含水率12%してから手選別作業で仕上げた。
品名 | クリンチバロカ ハニー |
生産国 | インドネシア |
地域 | 西スマトラ州クリンチ |
生産者 | クリンチバロカ生産者組合 |
クロップ | 2019/2020 |
規格 | スマトラG-1 |
欠点規格 | |
スクリーン | スクリーン15アップ |
木の品種 | シガラウータン(アテン)、アンドゥンサリ |
その他 | 標高1400-1700メートル、組合員数320名、平均栽培面積2.5ヘクタール以下、クリンチ山の火山灰土壌 |
精製方法 | ハニー |
開花時期 | 2019年8月 |
収穫時期 | 2020年4月-6月 |
船積時期 | 2020年10月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 15/3480/16 |