カプラミ(CAPLAMI)生産者組合が属するUCCAO(Union Centrale des societes Cooperatives Agricoles de l'Ouest)はカメルーン最大のコーヒー生産者組合。2019年10月、アフリカスペシャルティーコーヒー協会(AFCA)主催のカッピングコンテストで、カプラミは1位となった。
2019年、カメルーン・テイスト・オブ・ハーベスト2019にて、カプラミはスコア83.7で1位に輝いた。
カメルーンはロブスタ生産国というイメージだが、西部州・北西部州は火山地帯で標高も高く、火山灰土壌と豊富な水資源を有することから、アラビカ種の栽培にも適している。
カメルーンにコーヒーが伝わったのは、ドイツの植民地となった1884年以降で、1905年と言われているが、本格的にコーヒー栽培が始められたのはフランス領カメルーンになった1928年からとなる。1930年代には小さな生産者組合が組成され、1950年代には北西部州にNWCAが、 1958年には西部州にUCCAOが組織され、コーヒー産業の成長がはじまった。
1985年のピーク時には230万袋を超える生産量を誇っていたが、世界銀行の構造調整政策により、1990年代にコーヒー産業を自由化されると、多くの農民がコーヒー栽培を放棄し、キャッサバやバナナなどの食糧栽培へと切り替えてしまったため、コーヒー生産量は10分の1に激減してしまった。追い打ちをかけるようにコーヒー価格の低迷が続いたため、カメルーンのコーヒー産業は崩壊してしまった。
2008年、カメルーン政府はコーヒー産業の再生計画を発表し、世銀、国連、EUなどの支援を受け、再生に向けた取り組みを行い、政府が推奨している高地栽培に適し、病害虫に強い品種ジャバに植え替えられていった。
これまで国内最大の生産者組合UCCAO傘下のCAPLAMIが唯一ウォッシングステーションを稼働し、品質の高いフルウォッシュドのアラビカコーヒーを生産していたが、2012年からNWCAでもウォッシングステーションが稼働し、輸出を開始しはじめた。ところが2017年に発生した英語圏独立運動の影響で、すべてのオペレーションが止まり、輸出ができなくなっていた。2019年になってようやく輸出が再開された。
アラビカ種の主な生産地は、西部州および北西部州の標高1000~2400メートル地帯のバフサン、ブダ、フンバン、ドンガ・マトゥン、ボヨ、モモ、オク、サンタなど。
アラビカ種の主な輸出先は、ドイツ(全体の70%強)、米国、イタリア、ベルギー。
品名 | レッドマンドリル#101 |
生産国 | カメルーン |
地域 | 西部州バフォサム |
生産者 | カプラミ生産者協同組合 |
クロップ | 2019/2020 |
規格 | Type D |
欠点規格 | 公式な規格はなく、一般的に30欠点/300gといわれている |
スクリーン | スクリーン16アップ |
木の品種 | ジャバ |
その他 | 標高1200-1800メートル、100%天日乾燥 |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 2018年12月-2019年1月 |
収穫時期 | 2019年9月-2020年1月 |
船積時期 | 2020年7月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 019/01/101 |