トンガ、そこは日付変更線と南回帰線の交わる世界で一番早く朝を迎える国。ポリネシアで唯一の王国。コーヒーの物語は19世紀初頭にフランスのカソリック使節団が持ち込んだことに始まります。ちなみに 600 キロもの生豆の輸出は王国始まって以来です。
1870 年代、時の国王ジョージ・トゥポウ一世の親友であり、首相でもあったシャーリー・ベイカー牧師がすべての地主たちに最低 500 本の綿と 50 本のコーヒーの木を植えさせました。いずれも商業ベースまでには至りませんでした。 1970 年代に入り、ニュージーランドとフランスの協力にもとにコーヒーの栽培を再スタート。 90 年後半には 2000 本以上のコーヒーの木から収穫がなされ、 1.5 トンものコーヒーが地元で焙煎、販売されるまでになりました。現在 15 万本の木のうち、 9 万本から収穫されています。 2007 年までに 15 万本からの収穫を目指しています。オーナーの違う15の小農園(詳細は下記)があり、それぞれ近隣の農民がその管理にあたっています。
柔らかい甘い香りと素朴な風味は南太平洋でのロマンスを想像させてくれます。日が沈みかける浜辺、ささやきかけるようによせる波音に耳をかたむけて、淹れたてのミディアムローストを。さて、、、次は、、、。
【15農園の詳細】
農園名 | 農園主 | 面積(ha) |
カウバイロイヤル エステート | トンガ国王 | 3 |
ペレハケ エステート | マタス組合 | 3.5 |
ベイトンガ エステート | ハリー・ワアルケンズ | 3.5 |
トロア エステート | リジアテ・アコロ | 3.5 |
ロンゴテメ エステート | トレバー・シンプソン | 3.5 |
ハアテイホ エステート | トゥトーン・シャーフ | 3 |
ハアメア エステート | ヘイル・ウィト | 4 |
リアホナ エステート | マパ・プロカ | 2 |
ホウマ エステート | トゥイバヌアボウ・バエア | 3.5 |
ホノンガヒナ エステート | フェレティ・ホポアテ | 2 |
フォウイ エステート | バート・ステフェンズ | 2 |
ハアバカトロ エステート | モリソニ・オトゥコロ | 2 |
プケ エステート | タニエラ・アマナキ | 2 |
シアアトウタイ エステート | セントアンドリュー大学 | 2 |
バイニ エステート | スタン・トゥアモヘノア | 2 |
品名 | ポリネシアン・サンダンス |
生産国 | トンガ |
地域 | トンガタプ島 |
生産者 | 15の小農園 |
クロップ | 2005/2006 |
規格 | N/A |
欠点規格 | N/A |
スクリーン | スクリーン17アップ |
木の品種 | カチモール |
その他 | 100 %天日乾燥、標高 400m 付近 |
精製方法 | フルウォッシュド、ナチュラルファーメンテーション |
開花時期 | 9月 -12月 |
収穫時期 | 1月-8月 |
船積時期 | 2006年6月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | なし |