1997年に30名の生産者で結成されたマウェンギコーヒーグループ。AAが30キロで28袋入荷!
マウェンギコーヒーグループは、セミウォッシュドコーヒーを作るために1997年に結成。2017/2018クロップから、より付加価値の高いフルウォッシュドに精製方法を切り替えている。さらにオーガニックコーヒーを栽培をスタートし始めた。グループ長は、クリストファー・ハウレといい、彼の手腕が今後のグループの行方を左右する。このグループが栽培している品種はブルボン系のN39とケント系のKP423である。
タンザニア本土にコーヒーが伝わったのは1863年。レユニオン島に進出していたフランス・カトリック聖霊会派の神父らによってブルボン種が持ち込まれた。日本でモカやブルーマウンテンとならぶ人気銘柄のひとつとなっているキリマンジャロに伝わったのは1898年。1920年代にはケント種が伝えられた。タンザニア経済は農業に立脚しており、労働人口の約70%が農業に従事している。コーヒー生産農家45万世帯あり、生産量全体の90%を占めるほど、小規模農家が多い。また何らかの形でコーヒー産業に関わっている人たちが約240万人おり、全人口の6%である。キリマンジャロコーヒーは上質のコーヒーとして世界中で愛好される主要輸出品であり、貴重な外貨獲得源となっている。
[地勢・気候]
日本の約2.5倍の国土を持つタンザニア。北東部にアフリカ最高峰のキリマンジャロ山(標高5,895メートル)、北部にアフリカ最大のビクトリア湖、西部にアフリカ最深のタンガニーカ湖(水深1,471メートル)がある。いずれもグレートリフトバレーによって形成されたものである。国土の大半がサバナ気候に属し、中央部がステップ気候、南部と北部の高地山岳部が温暖気候である。降水量は海岸部やビクトリア湖岸、キリマンジャロ周辺では1000mmを超えるが、内陸部では500mm程度のところが多い。
[生産状況]
タンザニアのコーヒー生産量は年間3-4万トン。70%がアラビカ種、30%がロブスタ種である。90%は平均5ヘクタールの小規模農家で、10%が30-150ヘクタールの大規模農園で生産されている。アラビカ種の小規模農家は居住地域の協同組合の加入しており、組合が生産者に代わって販売を行ってきた。1994年コーヒー豆流通の自由化により、民間業者が直接生産者から買えるようになった。特に数量の限られたスペシャルティーコーヒーは直接取引される場合が多い。
[主要生産地]
主要産地はモシ、アルーシャ、ムベヤ、マテンゴ、ムビンガ、ルブーマ、ウサンバラ、イリンガ、モロンゴ、キゴマ、ンゴラ、キリマンジャロ。アラビカ種は、キリマンジャロ北部、アルーシャ。ムベヤ南部、ムビンガ、キゴマ西部。タリメ、ビクトリア湖地区、タンガ地区。ロブスタ種は、カゲラ地区からビクトリア湖西部にかかる地域。
[品質・格付]
グレードは10段階。AA,A,B,C,PB,ELEPHANT,AF,TT,T,F
[流通]
タンザニアコーヒーボード(TCB)が品質、価格調整、輸出を全面的に統括している。
1950年代に小規模農家からコーヒーチェリーを集荷する目的で単位協同組合が組織され、各コーヒー産地に設置された。2001年に、小規模農家への技術及びマーケティング支援の目的でキリカフェが誕生した。最近のトレンドは、協同組合が農業法人に組織変更し、組合を通さずに二次加工を行い、直接生豆を販売するように変化してきている。
品名 | マウェンギ・ファクトリー AA |
生産国 | タンザニア |
地域 | ンジョンベ州ルデワ地区 |
生産者 | マウェンギコーヒーグループ |
クロップ | 2017 |
規格 | AA |
欠点規格 | スクリーン15最大2% |
スクリーン | スクリーン18(90%)、スクリーン17(8-10%) |
木の品種 | ブルボン(N39) 90%、ケント(KP423) 10% |
その他 | 標高1850-2050メートル、年間降雨量1300-1800ミリ、年間気温18-25度 |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 9月-10月 |
収穫時期 | 6月-8月 |
船積時期 | 2017年12月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 033-DE-104-0035 |