ヒマラヤン・アラビカ「アンナプルナ」2017クロップが空輸で入荷!
ネパール中部のカスキ郡で収穫された「アンナプルナ」。
コーヒーが実る乾季、ヒマラヤの雪解け水で育てられたコーヒーは、日中は暖かい太陽の恵みをいっぱいに受け、夜はヒマラヤから吹き込む厳しい冷気を受ける。この寒暖の差が深い味わいのヒマラヤンアラビカコーヒーを生み出す。それら一粒一粒を手で摘み、皮むきや選別作業なども全て手作業で行われている。以前は、春・夏・秋に収穫する伝統的な農作物しか栽培していなかったが、冬季にも収穫できる栽培として20年前に換金作物であるコーヒー栽培が始まった。現在では約20トンの生産ができるまでになったのである。
[概要] ヒマラヤ登山の玄関口であるネパール。紅茶をミルクで煮出し、多量の砂糖で甘くした「チャイ」の文化が根付いているため、本格的なコーヒー栽培の歴史は1990年代前半からである。ネパールにコーヒーが伝わったのは1938年。ヒラギリという僧侶がミャンマーから持ち込んだ。1993年になってようやく、農業省傘下にコーヒー紅茶開発公社が設立され、国家プロジェクトとして本腰を入れ始めた。
[地勢・気候] ネパールの気候は南北200kmのスパンで急激に変わり、南は亜熱帯気候で温暖なタライ平原から、北は冷たく乾燥したヒマラヤの高山気候まで広がっている。ネパールでも最も暑い土地であるタライは、暑いだけでなく湿度まで高く、夏場は45℃以上の気温になることもある。丘陵地帯は快適な気候で、気温も25~27℃程度である。冬の気温は、タライ地方では7℃~23℃もの幅があり、山岳地帯や丘陵地帯、及び渓谷地帯では、零下~12℃くらいの温度差である。高山地帯の北部ヒマラヤでは気温は零下30℃にも達する。
[生産状況] 現在ネパール全土で1800ヘクタールの農地でコーヒーが栽培され、年間生産量430トンまで伸びてきている。コーヒー生産者も27,000人にまで増加し、今後も増加傾向にある。しかしながら、コーヒーの生産量が増える一方、コーヒー栽培に対するノウハウが不足しているため、品質向上のさらなる努力が求められる。
[主要生産地] コーヒーはネパール中央丘陵地帯から東部にかけて栽培されている。シャンジャ、カブレ、ラリトプル、カスキ、イラム、グルミ、パルパ、ランジュン、ゴルカ、シンデュパルチュク、アルガカンチ、タナフン、パルバット、バグルンなどは生産量が上がってきている。栽培品種は、ティピカ、ブルボン、イエローカツーラ、パカマラ。収穫期は12月から3月。
[精製方法] ウォッシュドとナチュラルがあり、輸出向けはウォッシュド。
[格付け、品質] グレードは細かく分類されていない。
[流通機構]国土の東、西、南の三方をインドに囲まれるネパールの貿易パートナーはインドである。農園や農協は直接輸出出来ず、仲介業者のほとんどがインドを経由して輸出を行なっている。主な輸出先はドイツ、日本、韓国、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどである。輸出量は生産量の60%を占めており、40%が国内消費に回されている。
品名 | アンナプルナ |
生産国 | ネパール |
地域 | ガンダギ県カスキ郡 |
生産者 | カスキ郡の33農村の生産者 |
クロップ | 2017 |
規格 | N/A |
欠点規格 | N/A |
スクリーン | スクリーン15アップ |
木の品種 | ティピカ、イエローカツーラ |
その他 | 標高1000-1200メートル、100%天日乾燥 |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 7月-9月 |
収穫時期 | 2016年12月-2017年3月 |
船積時期 | 2018年1月10日空輸到着 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | なし |