パプロ・ベラスケスが作るバイオラティーナ有機認証マイクロロット。本商品は35キロ袋のみの出荷対応となります。
19世紀半ば、ハイチ革命の混乱によって、ハイチでのコーヒー栽培が衰退すると中央アメリカやブラジル、コロンビア、ベネズエラでコーヒープランテーション栽培が推進された。ニカラグアでコーヒー栽培が始まったのもこの時期からである。労働人口の40%以上が第一次産業に従事しており、コーヒーは主要産業のひとつである。ニカラグア産のコーヒーは酸味の強いイメージがあるが、最近では同じ農園でも品種ごとのマイクロロットが市場に出回るようになり、ひと口でニカラグア産のコーヒーは酸味とは言えなくなっている。カップ・オブ・エクセレンスは2002年に開催。グアテマラで開催された翌年から始まり、スペシャルティーコーヒーに対する意識は高い。カップオブエクセレンス入賞農園はホンジュラス国境に近いヌエバセゴビア県産が圧倒的に多い。
[地勢・気候]
国土面積は、13万km2。北海道と九州を合わせた広さであり、中米では一番大きい。中米のほぼ中央部に位置し、北はホンジュラス、南はコスタリカに接している。1841年、スペインから独立した。人口587万人(2011年)。主要言語はスペイン語。人口の70%がメスティーソ(混血)。内戦、失政、経済制裁、自然災害などによる複合的な要因により、中南米の最貧国のひとつである。
[生産状況]
ホンジュラスに隣接する北部のヌエバセゴビア、ヒノテガ、中部のマタガルパから太平洋に臨む南部のマナグアがコーヒー栽培地帯である。完熟したコーヒーの実が手摘みされ、ウォッシュドで精製される。パーチメントの乾燥は天日乾燥がほとんど。最終仕上げはべネフィシオ(ドライミル)で行なわれる。ニカラグアで栽培されているコーヒーは全てアラビカ種で、栽培品種はティピカ、ブルボン、カツーラ、マラゴジッペ、ジャバニカ、マラカツーラ、パカマラである。
[主要生産地]
主要生産地はマタガルパ、ヒノテガ、ヌエバセゴビア、サンファンデリオココ、マナグアなどがある。収穫時期は南部と北部で異なり、南部のマナグアは11月から2月まで、北部のマタガルパ、ヒノテガ、ヌエバセゴビアでは12月から3月まで収穫が続く。伝統的に市場ではヒノテガ、マタガルパのコーヒーが評価されているが、最近のカップ・オブ・エクセレンスで高得点をたたき出しているのはヌエバセゴビアである。
[品質・格付]
グレードはスクリーンサイズでなく、産地高度によって分けられ、上からストリクトリー・ハイグロウン(SHG)標高1,500-2,000メートル、ハイグロン(HG)標高1,300-1500メートル、ミディアム・グロウン(MG)標高1,000-1,300メートル、ロウ・グロウン(LG)標高500-1000メートルの4段階に分けられる。
[流通]
1991年から民間にコーヒー輸出業務が認可されてから、生産者から直接買い付けることができるようになった。
品名 | パブロ・ベラスケス |
生産国 | ニカラグア |
地域 | マドリス県サンファンデリオココ |
生産者 | パブロ・ベラスケス |
クロップ | 2014/2015 |
規格 | SHG |
欠点規格 | 0-5/300g |
スクリーン | スクリーン16アップ |
木の品種 | カツーラ |
その他 | 標高1100-1300メートル、降水量1800-2200ミリ、平均気温20℃、バイオラティーナ有機認証 |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 2014年3月-6月 |
収穫時期 | 2014年11月-2015年3月 |
船積時期 | 2015年10月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 17/105/15164 |