ティピカ

Typica 

現存する様々なアラビカ種はこのティピカから派生している。この木の外観は円錐形に成長する。非常に背の高い木で、3.5-4.0メートル程度にまで成長する。側生枝は直生枝に対して50-70度の角度で伸びる。若葉は赤みがかったブロンズ色。生産性はあまり高くないが、非常に優れたカップクオリティーを有する。

ティピカの中にも数種類のティピカがあり、これらのティピカは数百年に亘って生育している場所の特殊な地理的条件によって区別されている。一般的に知られているものは下記の通り。

ブルーマウンテン・ティピカ - ジャマイカで生育。後年、ケニア、カメルーン、パプアニューギニアにもたらされた。

グアテマラ・ティピカ - グアテマラで生育。後年、ハワイコナにもたらされた。

パハリート - コロンビアで生育。通常のティピカの木よりも背が高く、若葉の色は濃いブロンズ色。

クレオール - ハイチで生育。

ナシオナル - ブラジルで生育。 

スマトラ・ティピカ (バーゲンダル) - スマトラ島で生育。

クリオージョ - ドミニカで生育。

プルマ・イダルド - メキシコで生育。

パダン - スマトラ島東南部で生育。

ジャワ - ジャワ島北部で生育。

グアダループ - グアダループ島で生育。

オールド・チック - インドで生育。