鏡に映る自分の顔は左右が反対に映るので、
自分であっても本当の自分の顔ではない。
もう一人の自分が存在しているような気がする。
朝起きてから寝るまで、
つまらないもう一人の自分と付き合っている。
「酒にするか、それとも女か」
「どっちもやろうぜ」
「おう、それがいいや」
もう一人の自分も遊び好きである。
29/卯月/2024 山田 雄正