2019/03/12

(NO.1150) よかった!大変だった! 小濱綱之

先日、半年ぶりで会う知人とコーヒーを飲みながら世間話しをしていたら、知人が先月奥方とインドへ旅行「よかった!大変だった!よかった!大変だった!」を繰り返していた。

知人のインド旅行記を要約すると。

JALの飛行機で6日間の旅、朝・昼・夕と3回タージ・マハル観光があり、朝日のタージ・マハルはもちろん、日中のタージ・マハルも天候に恵まれとても奇麗だった。また、他の遺跡もすばらしかった。

ただ、行く先々で子供などが土産物をしつこく押し付けたり、小銭をせびったり逃げ惑うのに大変だった。

添乗員からは「絶対相手にしないでくださいね!子供たちは味を占めてますます過激になりますから!」と注意を受けても勝手に子供たちが寄ってたかって近づいて来るのをどう防げばいいんだろうと悩んだという。

衛生面では観光地からそれると不衛生でとてもバスから降りられない状況だった。

私はガンジス川にも行ったのか質問したら、

「今回のツアーはガンジス川に立ち寄らないツアーで、我々も添乗員にガンジス川観光を聞いたら、行かないほうがいいです。一般的な日本人の環境認識では衛生上とてもガマンできないと思います。と言われた」。また、鉄道について尋ねたら、鉄道を利用する機会はなかったが、それも添乗員いわく「トイレは穴が空いていてレールが見え、垂れ流しの列車です」。

私はそれを聞いて、小中学生のころやはり垂れ流しの列車に乗った記憶が蘇った。日本の列車は昔と比べると信じられないくらい進歩し、まだまだ進化し続けている。


最終日、帰国にあたり夕方デリー空港でチェックイン後、搭乗するJALの飛行機がデリー空港へ着陸の際、不幸にもカミナリが落ち点検のため飛行機の出発(20時)が遅れ、JALのデリー支店長自ら乗客へ遅延の現状報告や乗客の質問・要求に頭を下げ謙虚に返答していた。

結果的に点検などに長時間要することが判明し、乗客は一旦近くの五星ホテルグランドで小休止することとなり、知人はホテルの豪華さに圧倒され今までで一番のホテルだったと大変な目に遭っているのに感動していた。

ホテルへ移動する前にある乗客が「着替えが欲しいからスーツケースを返して!」それに対し支店長はいままでに見せたことのない態度で「それだけはできません!」と毅然とした対応に乗客一同驚きの表情で納得した。

ホテルグランドに夜12時過ぎ案内され、食後各部屋で休憩することになったが、案内係から2時に各部屋へ電話で状況を連絡する旨、案内があった。

そして案内どおり2時に電話があり、5時頃出発の目途が立ちそうなので4時に再度連絡するという、ホテルの部屋を提供されたが、4時丁度に約束どおり連絡が入り時間差テレホンコールでとても寝てられる状況ではなかった。

電話では直ぐ空港へ案内しますといい空港のラウンジ利用券を渡されたが、ラウンジを利用する時間もなく急ぎゲートへ行き搭乗手続き後出発。

遅延について日本の家族などに連絡する手段はホテルの部屋電話から国際電話が可能だが、3分以内1回だけ無料、それ以上は各自自己負担という制限があった。

知人は最後に「飛行機の遅延だけで済んでよかったよ、墜落事故などに遭遇していたら、今ごろ小濱さんとここでコーヒー飲んでられなかったよ」と回想していた。



2019年3月11日      小濱 綱之