2019/01/31

(NO.1144) 歯周病菌が脳ミソから出た!  岡 希太郎

脳ミソから出た真とは・・・アルツハイマー病の原因ではないかと疑われていた歯周病菌が脳ミソから発見されたという、思わず「えっ!」の論文を読みました。あの噂「歯周病菌が作る毒素が脳に入って神経を壊してボケる」は、ちょっと違ってはいたけれどまんざら嘘ではなかったのです。

毒素が入って・・・というのは如何にも学者が考えそうな作業仮説で、それで歯医者に客が増えたのは事実。都会では多過ぎるデンタルクリニックにとって又とないチャンス到来ではありますが、菌が脳ミソに居たとなると歯医者は益々混むでしょうか?

多分そうはならないでしょう。今度は歯周病菌をやっつけるために脳ミソにも到達する薬を作って儲けようと別種の学者が現れます。新薬を作ろうとする人達です。それはそれで結構な話で、儲けるのが歯医者だろうがボケ専門の内科医だろうが、薬屋だろうが、どこでもいいのです。ボケたくない人にとって「薬がある」ということだけが大事ですから。

ではコーヒー屋にできることはないでしょうか?それを知りたい人は「岡希太郎」のFacebookを見て下さい。何とそこに「生のコーヒー豆に歯周病菌をやっつける成分」と書いてあるのです。でも生豆は滅茶苦茶不味いですから勘弁してくださいと言われそうです。そこでちょっとだけ焼いてみて、やや濃いめにコーヒーを淹れて、口に含んだら最短1分間はかき回して、それからゴクンと飲み込みます。即ち嗽呑みは効くでしょうか?

ボケの予防にはなるかも知れません。若くて歯周病菌が脳ミソに入っていない人、男なら多分厄年前の人は効くでしょう。でも年とって既に脳ミソに感染がある人ではダメかも知れません。読んだ論文によりますと、そういう予備軍は年配者の約半分。残念なことに、コーヒーの有効成分は脳ミソに入りそうにありません。ではどうする?

はてさて良い考えがないので、今まで通り毎日コーヒーを飲むことといたしましょう。



2019年1月31日    岡 希太郎