2018/12/27

(NO.1137) Rock you Decoppachi

今年は音楽に結構縁があった年であった。12月は、特に映像の神さまありがとうである。

よく、音楽ライブや、オペラ劇を映像化して、映画館で上映している。誰がいくのかな?と、はすにみていたが、とうとう自分が行くことになる。某竹内Mのライブ映画、souvenir。過去2回ほどの武道館ライブを映像化したものである。5-10年に1度くらいしかライブをやらない困ったお人であり。1ファンとして、気がついたら、普通の映画チケットの約1.5倍の値段にもかかわらず、脳内リミッターがはずれてしまい、思わずチケットを握りしめていた。過去、社会人になって夢中で数年たったとき、ふとレコード屋さんに行ったら、お気に入りのアーチストがいつのまにか2枚くらい新譜アルバムを出していて、歓喜した経験に近いものがある。今回、フィルムライブの映像をみて、聴いて、脳内で歓喜しているのだから、おめでたいものである。生きててよかったー。人間、好きなことをすることが一番のようである。

ついでに、あやしい四人組にもはまってしまう。クイーンのボヘミアン・ラプソディー。
こちらは、役者さんを使い、クイーンの結成から、伝説のコンサート、ライブエイド出演までを描いたもの。フレディ・マーキュリーの魔性を演じることは可能なのか?

SNSなどで、音楽にうるさい友人や同級生がどんどん感染していった。2回以上観ている友人もいる。カイシャでは話題にもならないが、ゴスペルのクラスでも、やや沸騰気味である。わたしも、テレビで予告編をみてしまい、予告編マジックに打たれて、はからずも映画館に足を運んでしまった。平日の午前中に行くが、意外と人がたくさんいるでないか。世の中にはこんなにクイーンファンがいたのだろうか。

1963年のビートルズのアルバム「with the beatles」のジャケットのように、クイーンの4人の顔をドドーンと浮かび上がらせたジャケットが今、目の前にある。彼らが、ただならぬ雰囲気をたたえ、ただならぬ個性をお持ちなことが示唆されている。たぶん地球人なのだろう。あまりの個性ゆえに、あまりどっぷりと聴いてきたほうでないが、映画による濾過に期待し、映画館に足を運ぶ。

冒頭で、20世紀フォックスのファンファーレが、エレキに変えられたところから、してやられ、最後のライブ部分までどっぷりとクイーンワールドにつかまる。どうも、合唱部分が魅力的なバンドだ。重厚なコーラス。密度のこすぎる衣装、多様性、オペラ的要素、ギターソロ、独唱、ギターオーケストレーション。重厚でデーモニッシュだが、とにもかくにも、ロック! ビートルズが魔法の杖を駆使したとすれば、クイーンは原始的な棍棒、斧、太鼓のように攻めてくる。映画の長所がクイーンを生き返らせ、クイーンが映画の魔術力を確認させてくれた。一方、今年の映画界に、70年代のロックバンドにかなう物語がやや不足気味なことが示唆されたとみられる。がんばれ、モノガタリ!


2018年12月26日 Decoppachi