2018/11/19

(NO.1132) 次世代のために!   小濱綱之

11月は霜月(しもつき)、文字どおり「霜」が降る月、11月も中旬になると秋田では暖房が欠かせない。また、先週はマイカーのタイヤを普通タイヤから冬タイヤに交換、いつ雪が降っても対応できるよう備えた。

さて、1週間前の日曜日(11日)秋田市の秋田ビューホテルで橋下徹前大阪市長の講演会があり事前に私と妻と各自所定の往復ハガキで主催者秋田社会保険労務士会へ申し込み、私が抽選に外れ妻が参加資格を得たが私に妻が参加資格を譲ってくれたので代わりに私が講演を聞きに行った。

自宅から会場まで歩いて10分も掛からないため、昼食のあと妻が淹れたコーヒーをゆっくり味わい心も体もリフレッシュした気分で出かけた。

募集定員は1000名だったが、会場では少々空席があり約900名の参加者と思われた。


講演会は秋田社会保険労務士法施行50周年記念事業にあたり「次世代のために、今できること」をテーマに橋下徹氏にお願いした。

午後2時講演開始、3時30分終了の予定に私は1時半に会場へ到着し席についたら、後ろの席で40代の男性Aが

A「安倍首相は任期3年しかないけど、大丈夫だろうか?」


B「何が?」

A「いや、いろんな懸案事項があるだろう、例えば拉致問題から始まり福島原発の放射能最終処分問題、北方領土問題、竹島そして尖閣諸島問題など!」

B「うーん、どうだろうなー、難しいかもね」

A「この6年間でできなかったことが3年でできるとは思えないんだけど!」

B「すでに2ヵ月過ぎたからね、あと2年と10ヵ月、あっという間に月日が過ぎてゆくよなー」

A「今日の講演テーマじゃないけど、次世代である我々、そしてうちの子供達にいろんな問題を置き去りにされても困るよなねー」

B「ほかにも大変な問題があるよ、国の借金1000兆円、どうやって返済するんだろう」

A「毎年自然災害で犠牲者が出る防止対策も考えてもらわないと!」

B「大臣は大臣で原稿も読めない大臣なんて聞いたことないよ」

橋下徹氏の講演が始まり二人の会話は終わったが、次世代に懸案事項を引き継ぐ前に道筋だけでもつけないと安倍首相の連続3期9年間は何んだったんだと疑念を抱かれるのではないか。残りの任期をより一層頭脳的に邁進していただきたい。

話は講演会に戻り橋下徹氏の印象はまずは聞き手を飽きさせない、いわゆる話し上手、おもしろおかしく尾ひれをつけて(失礼)話術に長けている。

橋下氏にとっては弁護士が天職なのだろうが、もう一度政治家にカムバックしていただきたい。

大阪都構想の夢は実現しなかったが、大阪市長時代に大阪城(徳川家康が築城)公園内(豊臣秀吉が築城した大阪城跡地)でアジア初のモトクロス世界大会を開催、また大阪市のメインストリートである御堂筋でフェラーリF-1をデモランさせ注目を浴びた。

橋下氏は大阪市長に就任後、いかにしたら大阪市が潤うか市職員へ提案を求めたが奇抜な発想が皆無だった。

職員からの提案は例えば「京都にならい市から看板やネオンを取り払ったらいかがか」橋下市長は「バカヤロウ、道頓堀から看板・ネオンを外したら大阪やないでー、大阪の良さはエゲツナサとイヤラシサやないかー」と行政の凝り固まった思考にどっぷりつかった職員に激怒した。

また、ある職員からは「大阪城公園でイベントやりたい言う業者がいるんですが、芝生が傷んだりし後始末に費用が掛かるんですが、どうしましょうか」橋下市長は「たしかに大阪市に金はないが、そんな心配ばかりするしょうもないお役人ばかりですわー」ちょうどそんな時に大阪城公園でモトクロス世界大会のオファーがあり全て民間業者が芝生を剥がし土盛りしモトクロス競技場に造り替え大会終了後、一日で元の芝生に復元し費用は全て業者持ち、しかも市には賃貸料が入ってきた。

日本の人口は2010年1億2,800万人をピークに2017年1億2,670万人に減少、今後も人口は減り続ける。大阪も大阪市を除く各市町は減少し続け、どうあがいても増えることはない。大阪は人口減少を止めることに努力するのではなく、いかに観光客を増やすかを考え今成功している。

秋田も秋田には売りが何もない何もないと言って消極的であるが、例えばナマハゲまたは秋田犬、それにキリタンポなどいろいろ良さがあるんじゃないですか。(たしかにと納得させられるような気がした)

ようするに「次世代のために、今できること」について、少子高齢化を悲観せず次世代のために秋田の良さを売りに観光客などを増やす努力を惜しまないでもらいたい。

今回の講演で橋下徹氏が秋田に住みついてくれたらと望んだのは決して私だけではないだろう。

2018年11月19日      小濱 綱之