2018/10/09

(NO.1128) バカマツタケだってさ!  岡 希太郎

バカマツタケだってさ!

 

キノコの季節がやってきました。キノコを食べながらコーヒーを飲む・・・するとよいことが起こります。今日はそんな話をします。

Q. キノコと深煎コーヒーの両方に入っているビタミンは何だ?

A. ビタミンB3のニコチン酸

そのニコチン酸の分子にアンモニアが結合していればニコチン酸アミドで、これもビタミンB3の仲間です。俗にニアシンとかナイアシンともよばれて売られています。市場に出ているビタミンB剤は、例外なくニコチン酸アミドということです。

では、ニコチン酸アミドの方がニコチン酸より効くのか・・・となりますと、恐らく逆と思われます。

次の文章をよく読むと、化学が苦手な人には・・・でも、答えのヒントが見つかります。

ビタミン剤を買って食後に飲めば、全身の細胞にニコチン酸アミドが取り込まれ、加水分解酵素の働きでニコチン酸に変わり、次にリボース、更にリン酸とも結合して最後にアンモニアと再結合して、ニコチン酸アミド・アデニン・ジヌクレオチドリン酸(NADPH)の完成です。これは1960年代の医学生と薬学生を悩ませた生化学講義の山でした。

話をキノコとコーヒーに戻しましょう。これらに入っているニコチン酸は、食べればすぐにNADPHに変わってビタミンとして働きはじめます。片やニコチン酸アミドでは、ビタミン効果が出るまでに何日もかかってしまいますし、無駄に排泄される分も出てきます。

ということで、バカマツタケが市場に出れば、そしてマツタケのように栄養豊富ならば、食べるたびに元気が出て、脳神経にもエネルギーが補給されて、ボケになる日はずっと遠くになりますよ。ただし、市場に出るときは改名されるそうですので「要注意」ですよ。

 

2018年10月10日  岡 希太郎