2018/08/06

(NO.1118) シン・チャオ!(No.2)    小濱綱之

2日目、朝食にベトナム料理フォー(麺類)を食べたが意外と美味しかった。

以前ベトナムに訪れた時に食べたホウは私にはなかなか馴染めなかったが、今回家内に勧められるまま食べてみたら「うん、これはいける」とホウの味を見直した。(どうやら独特な香りと苦みのあるパクチを入れなかったためと自分でトッピングできるので好きな物だけ選べた)

今日はホテルを9時に出発、古都ホアルー観光と「陸の桂林」と呼ばれる世界遺産チャンアンクルーズ、午後はファットジェム大教会(丁度、結婚式が行われたあとだった)を見学しホテルへ戻った。

印象に残ったのは世界遺産のチャンアンクルーズである。

私は前知識もなく訪れ、まさか4人乗りの手漕ぎボートとは知らず、ツアースケジュールの流れのままにボートに乗せられ、地元の女性(50歳前後)が漕ぐボートで2時間、洞窟のある岩山や渓谷などを小雨の川のなかを進み、前も後ろも同じボートが延々と連なり、あとで聞いたらピーク時は2千隻のボートが稼働し今日は千隻程度動いているという。

ピーク時で漕ぎ手は午前・午後各1回のようでチップだけで3人から各1ドルいただき計6ドル稼ぐらしいが、漕ぎ手のおばさんは雨の中大変だと思った。

洞窟内では客である我々の頭が水かさで増し低くなった洞窟内の天井にぶつからないよう気を遣ったりボートの揺れで川に転落しないようバランスを取ったり「おばさん、頑張って!」と声を掛けたくなったことが何度もあった。

お互い言葉は通じないがジェスチャーなどで心が通じ合うものがあったと思っている(笑)。

また、全ての乗客が救命胴衣を着けたが、怪しげな女性二人旅の若くて背の高い女性が着けた救命胴衣がどうも悪臭がひどかったようである。

Tシャツの上に救命胴衣を着け、その上にカッパを着たのでTシャツに悪臭が染み込み、且つカッパでむれた状況に本人はあとで悪態をついていた。(カッパの上に救命胴衣を着けるべきだったが、救命胴衣の交換を要求すべきだった)

熊本から参加の一人旅女性はノーマルな旅では満足しないようで、アフリカはタンザニアやエチオピア、また2012年にはシリアにも行ったようで、今年の9月はアマゾンクルーズへ参加する予定らしいが、過去にイランへ入国しているためアメリカ乗り継ぎが許可されず、カタールのドーハ乗り継ぎで南米へ入るという。

なぜ今回ベトナムへ参加したのか質問したら「まだ来たことがなかったためとチャンアンクルーズが今回の一番の楽しみだった!」と満足したような微笑みだった。

その夜は皆さんベトナム旅行よりアマゾンクルーズの話題に興味を持ち、おばさんが持っていたタブレットの画面でアマゾンクルーズの様子を拝見したら、珍しい鳥や魚など日本では拝むことができない光景が次から次へと現れてきた。

おばさんへ「南極には行ったことあるんですか?」「ごめんなさい。南極はまったく興味ないです。雪と氷だけで何もないでしょ!」・・・

おばさんは一見恰幅のよい物静かな印象に見え、とても活動的には見えなかったが、ツアー中も秘めたる好奇心はハンパなかった。


2018年8月6日      小濱 綱之