2018/06/12

(NO.1108) 北欧3ヵ国(No.2)   小濱綱之

3日目フィヨルド遊覧船下船後、フロム駅からミュールダール駅までフロム鉄道で約1時間車窓からの眺望を楽しみ、途中標高669mのショースフォッセン駅で観光客のため10分程度停車しホームから飛沫を浴びながら目の前のショース滝を眺めるのは圧巻だった。

また、滝の横の展望台跡のステージではフロム鉄道のアトラクションとして音楽に合わせて赤いドレスを着た若き乙女がソプラノの歌声を聞かせ民話に登場する美しい山の妖精フルドレを演じていたが、私には初めて聞く妖精の名前だった。(演劇学校の女学生がアルバイトで歌い踊っていた)

ミュールダール駅からベルゲン鉄道に乗換え約50分でヴォス駅に到着、そこからバスで2時間ほどでノルウェー第二の都市と言われているベルゲンの街を観光後ホテルへ、私と家内は夕食後ケーブルカーでフロイエン山へ登り展望台からベルゲンの街並みを眺め楽しんだ。(西洋人の観光客が多いのに驚いた)

4日目、ベルゲンの空港からスウェーデンのストックホルムへ飛び世界遺産ドロットニングホルム宮殿内を観光、宮殿敷地内の中庭入口で40分ばかり自由散策となったが、この時期にしては余りの暑さに私と家内は避暑のためコーヒーショップでコーヒータイムをとり疲労回復に努めた。今夜の宿泊ホテルはストックホルム市内の中心街ガムラスタンまで700mに位置する場所だったが、我が家は夕食後シャワーを浴び就寝した。他のご夫婦はガムラスタンを散策したようだった。

5日目、ストックホルム市庁舎で毎年ノーベル賞授賞式が行われるホールと舞踏会が催さる会場を見学、ノーベル賞に縁遠い私でも踊れもしないダンスを踊っている夢を描けそうな雰囲気があった。

市庁舎内の市議会会場も案内され市議会は通常夜行われ議員は百数十名おり十数名が専属議員で残りの百数十名は自分の仕事を持ち無報酬で会議へ出席するため夜に開催されるとのこと、日本とは月とスッポンである。

その後、ヴァーサ号博物館(1628年新たに建造された巨大な軍艦ヴァーサ号がストックホルム港を出航した途端、突然の強風に沈没し1956年に発見引き上げられた)、ノーベル賞博物館(ノーベル医学・生理学賞受賞の山中伸弥さんがサインした椅子など)、そしてストックホルム運河クルーズなどで観光し昼食はガムラスタンのレストランへ、昼食の1時30分まで20~30分時間があったのでガムラスタンをブラブラしていたら、日本人の青年から声を掛けられ

「スウェーデンでは観光のお薦めはどちらなりますか」

「我々はツアーでノルウェーのベルゲンから来てストックホルムに昨日着いたのでよく分かりません」

いろいろ話していたら彼は大学院生で今年6月から外資系企業に勤めることが決まりそれまで北欧の友達を訪ねて周っているとのこと。

今の日本の若い方が一人旅をどう楽しんでいるのかなどもっと話を聞きたかったが、残念ながら昼食時間が迫り「お互い良い旅を!」と激励しお別れした。

昼食後はストックホルムのバッタハムン港からフィンランドのヘルシンキ港へタリンクシリヤラインの6万トン級大型客船で夕方5時出航、ヘルシンキ港へは翌日10時下船、船内の夕食はビュッフェスタイルでアルコール類も勝手に自動飲料機(無料ただしビールとワイン)で飲むことができた。

我が家のテーブルは千葉の柏市から参加の男性一人旅と一緒になりオヤジギャグが好きなユニークな男性で「このビール飲んでも酔わないねー! 僕は一口飲んだら酔うんだけど、ビアグラス一杯飲んでも酔わないよ!」と私の赤ワインを見て「僕もワイン飲んでみようかな!」と赤ワインを持って来た。

大型客船はまったくと言っていいほど揺れを感じさせないが、一人旅は

「んん、揺れてませんか」

「いいえ、揺れてないですよ。酔ってきたんじゃないですか」

「あーあ、ようやく酔ってきたのかなー」

「アルコールならいいですけど、船には酔わないでくださいね」

「ハッ、うまい座布団100枚」・・・


私は15年ほど前に豪華客船パシフィックビーナスに2泊3日で乗船したことがあるが、家内は大型客船は初めてだったのでいい経験になったと思ったら

「大型客船乗ったけど部屋は狭いし一人で船内回ってたら迷って大変だったわよ。私には合わないわ!」

と本人は気に入らなかった様子だった。



2018年6月11日      小濱 綱之