誰のためにコーヒーを飲みますか?
・・・と聞かれれば全員が「自分のため、好きだから」と答えると思います。
なかには「仲間と会話が弾むように」もあると思います。
「家がコーヒー屋だから」は手抜きの回答です。
色々あるでしょうが、実はもっと意外で大事な答えがあるのです。
「世のため他人(ひと)のために毎日コーヒーを飲んでいます」。
えっと思ってよく聞いてみますと、なるほどと思う話をしてくれました。
「コーヒーを飲んでいる人は病気になり難いそうだし、病気にならなければ健康で長生きできる…だから自分もコーヒーを飲んで、最後の最後に『自分の人生にコーヒーがあって良かった』と言ってみたいから」。
『コーヒーがあって良かった』の裏に、いま日本で大問題になっている社会現象があるのです。
もうお気づきでしょうが、元気で長生きした人にとっては、病気知らずで医療保険も介護保険も掛け捨てだったということです。
だからコーヒーを飲む習慣は、何も自分のために飲んだわけではなくて、結果として医療保険制度の赤字減らしのために飲んでいたというのです。
そうか、インフルエンザワクチン接種の目的とよく似ているんだ。ワクチンを打つのは自分のためでもあるのだが、世の中でインフルエンザ大流行のパニックを未然に防ぐためなんだ。
ワクチンと似た社会性がコーヒーにも成り立っている。
世の中の大多数が「自分がコーヒーを飲むことで三大死因病の死亡率が減り、その分皆が元気で長生きする」。
そして高額な健康保険の赤字が減る。社会が元気になる。
なるほど、コーヒーを飲めば自分のためになるだけでなく、社会のためにもなるってわけだ。
今日から1日1杯増やすことといたしましょう。
2018年6月7日 岡 希太郎