2018/05/08

(NO.1102) 罪のない話題!  小濱綱之

5月の連休も終わり働いている方も年金受給者も通常生活に戻りホッとした人もなかにはいることと思います。私の連休は日常生活と何ら変化はありませんでした。昨日も毎週日曜日のロートル野球に汗を流し帰宅後シャワーを浴びビールをグイっと飲み干す、今や私にとってはささやかな愉しみのひとつであり生き甲斐でもあります。

中通クラブのメンバーでは500歳野球の朝野球クラブに所属しプレーしている選手が数人おり、うち一人が朝野球には参加しないことを告げたので

「それって、イチローみたいに今シーズンだけなのがー?」

「いや、生涯引退だー!」

それを聞いていた監督は

「んだばー、中通クラブ一筋でやってけれー」

50代もちろん現役土建関係のスーちゃんが赤い新品のビヨンド(普通の軟式野球金属バットと材質が異なり遠くに飛ぶと言われているバット)を持って

「いやー、やっぱりバッテングは道具だべー」

「おー、広島カープみてでないがー、飛びそうだなー」

「んだしべー、これがらは道具で勝負しねばなー」

「いぐらしたのー」

「3本だったー、これでホームランでれば安いもんだー」

「へー、3万円がー、ビヨンドのバットって高いのはなんぼするなやー」

「いやー、3~4万が最高でねーがー」

「おらも使ってええがー」

「ええども、一振り10円でどうだー」

監督から

「なんとそれだば安すぎるー、一振り100円にせー」

と冗談を言いながら練習に入り打撃練習が一回りしたところで休憩に入った。


「スーちゃん、赤バット借りたけどよく飛ぶなー、やっぱり道具だなー」

曽我さんが持ってきたコーヒーをご馳走になりながら曽我さんは

「スーちゃんコーヒー飲ましてやるがら俺にも貸してけれー」

「んだなー、コーヒー一杯500円もするがらなー、三振するまで使っていいやー」



ゴルフほどではないにしろ趣味にはお金が掛かるようである。私は自前の道具はグローブだけでバットはチームのを使っている。チームのバットは4本で他(5本)は個人の持ち物、今日はマネージャーが早退し練習終了後、4本入りのバットケースに監督が無理やり5本入れ、帰りぎわに控えピッチャー兼4番バッターの佐野さんが

「あれー、俺のバットが見当たらねー」

「あっ、したら間違えて監督の車に積んだんでねーがー」

案の定、監督の車のトランクにあるバットケースに納まっていた。


バットケースから取り出された佐野さんの黒いバットを見ていた曽我さんが

「あれー、佐野ちゃん前のバットどうしたのー」

「ああー、あの金色のー、家で眠ってるー」

「純金だば売れるベー」

「なにぃー?、ゴールド?、香港から密輸入したんだがー」

「んだばー、いまごろこんなどころで野球やってねー、大谷とこ見に大リーグ球場さ行ってるー」

今日も罪のない稚拙な話題にお互い笑顔で応え、健全な身体で野球ができる楽しみを感じながらそれぞれ家路に向かった。

2018年5月7日      小濱 綱之