4月も終わりを告げ、ゴールデンウイークが始まっている。さわやかな新緑の季節の朝のことである。この頃になるとすっかり日は長くなり、朝もすでに5時頃にはうっすらと明るくなってくる。私は、ここ数年仕事の有るウイークデーには、毎年朝5時に起きるのが日課である。なぜ5時に起きるのかと言えば、一年を通して同じ時間の朝の違いを味わうのが好きだからである。特に今の季節は6月の夏至まで毎日、日は長くなる。そして夏至を過ぎると日は刻一刻と短くなる。
しかし、夕方ではダメなのである。朝の静寂の中、一年を通じてその日が暑かろうが寒かろうが、窓を開け澄んだ空気を味わいながら、毎朝街に徐々に日が射して行く様を感じるのが好きである。特に今の時期は、もう5時ごろは外はある程度明るく、これから毎日朝が来るのがさらに早くなる。すると心が浮き浮きしてくる。そして夏至が過ぎると今度は日、1日と朝が来るのが遅くなって行く。特に、寒さを感じ始める11月半ば頃から12月の冬至までは、加速度が付くかのように朝が遅くなり、朝が来るのが憂鬱になるほど、寂しくなって行く。この時期は本当に辛い時期だ。しかし、この寂しさがあるからこそ、今のこの新緑の季節がとても軽やかで、心が沸き立つものになると実感することができる。これが、私が見つけた早起きの楽しみ方である。
と、ここまでで終えておけば、じつにかっこいい締め括りとなるであろうことは事はわかっているが、実はオチがある。本当の事を言うと、5時に起きる理由は週末に録画してためておいた、海外サッカーの試合(English Premium League 、Italia Lega Calcio Serie A、UEFA Champins League)を毎朝一試合たっぷり2時間かけて観戦するためで、出勤の準備をし始める7時30分までに観戦を終えるためには、5時に起きざるを得ないというのが本当のところである。
平成24年5月2日 涼村 行