先日久しぶりにスカッシュラケットを握った。スカッシュとは、イギリス発祥のスポーツでコートは四面壁に囲まれており、2人のプレーヤーが前方の壁に向かって、交互にボールを打つスポーツである。最後にラケットを握ったのは、一昨年の12月だったと記憶するので、コートに立ったのはまさに1年ぶりだった。
私は、基本的に体を動かすことが好きな性質で、今でも軽いジョグからスプリント、筋トレ、スピニング(自転車ツーリングの屋内版)など定期的に行っているが、いかんせんものぐさな性格が災いし、山登り、サイクリングなどいったアウトドアーが苦手である。それで、近隣のジムに通い始めたところ、偶然スカッシュコートがあり、すっかりその虜になってしまった。それは今を遡ること15年前のことである。
私にとって、スカッシュはもちろんスポーツとして楽しむということが目的だが、それにも増して有意義だったのは、スカッシュを通してかけがえの無い仲間たちを得られたことである。それは、まさに15年来の友人たちということになる。何とも長い付き合いになったことか….
今回も、1年ぶりのコートへの訪問だったにもかかわらず、昔の仲間が私の“カムバック”を大いによろこんでくれて、ウイークデーだったにもかかわらず、遅くまで、毎度お決まりの“汗をかいたあとの一杯”という流れになってしまった。また、この日は偶然、チームトレーニングをしていたある大学のスカッシュ同好会の練習に参加させてもらったりもした。(しかし、悲しいかな…年の差を実感するだけの結果となったが...)
スポーツでも自己啓発のための研修でも、習い事はその習熟度も大事だが、一緒に学んだ仲間との交流を通じての研鑽こそが、一番有意義なことなのではないだろうか。私は、何事も自分で何かを始めたら少なくとも1年は真面目に継続するようにしている。どんな形であろうと、人は必ずそのひたむきさを見ているものだ。そしてそのご褒美として、かけがえの無い、人との繫がりが形成されてゆくのだ。
平成24年2月1日 涼村 行