2012/01/25

(NO.409) ちょっと気になる些細なこと

ずっと以前からちょっと気になっていたことがある。
今回のコラムの表題にしようと思ったが、ちょっとコラムにしては、読者の皆様のイメージが良くないかと思って、あえてこの表題にした。それは”トイレ”の話である。
 

昭和の時代から平成の現在にいたるまで、公共の場、特に職場におけるセクハラ行為、家庭内におけるDVなどといった行為の撲滅が、世の中では当たり前となり、男女平等が日々徹底されてきたことは、実に好ましいことである。
 

実は、この世の中の流れの中で昔からずっと気になっているのが公共の場におけるトイレである。私は、言うまでもなく男である。用を足す時はもちろん男子トイレを使用する。(そうでなければもちろん犯罪行為となる)トイレに関しては、最近駅や劇場などの公共の場のトイレが都市部では特に、実にきれいになって来ており、日々清掃に従事していただいている方々には、この上ない感謝の気持ちで一杯である。
 

ところが、このように日々トイレを清潔に保つため働いておられる方々は、圧倒的に女性が多いのである。(もちろん若い女性では無く、年配のご婦人方である)公共の場でトイレを使用させていただこうと思った際、清掃中であることが多々あり、もちろんその旨の看板が置いてある時は利用を避けるようにしているが、それが無い時もあり、トイレに入ると”女性”の清掃係の方と鉢合わせをしてしまうことになる。
 

男性は、ご婦人が清掃されていても気にも留めない方々がもしかしたら大半かもしれない。しかし、私はいささか抵抗を感じてしまう。それは自分自身にとってトイレに女性がいるという恥ずかしさが大部分だが、そのままトイレを利用することは、このご婦人に対し有る意味、侮辱を与えているのでは無いかと、考えてしまうのである。

 
それで、そのような場面に出会う度、いつも基本的に女子トイレは女性が、男子トイレは男性が掃除すべきでは無いかと、考えてしまうのだ。このようなことを言うと、毎日嫌な顔をせず、男子トイレを掃除していただいている女性清掃員の方々の雇用機会を、侵害するものではないかとお叱りを受けそうだが、トイレというのは人間であれば誰でも利用せざるを得ないもの。特に男性諸氏は、この事を頭の片隅にでも置いて、この場面にもし遭遇したとき、自分ならどう思うか考えていただければ幸いである。

平成24年1月25日   涼村 行