子供達の夏休みもあと1週間となった。
山のようにやり残した宿題を前に、ため息を吐いている子供も多いことだろう。
私の場合も同じだった。毎日少しずつでもやっておけば良かったことだが、
それができないまま夏休みの終わりを迎えては、毎年同じように後悔していた。
特に絵日記には悩まされた。
海に行ったり、映画を観に行ったり、花火大会に行ったり、
プラネタリュームに行ったり、プールに行ったり、お化け屋敷に行ったり・・
子供が毎日いろいろな所に行けるわけないのだが、
行ったように想像で絵日記を描いたことを憶えている。
描いているうちに、本当に行ったような気分になるから不思議な気がした。
オレンジ色の夕日の空は、すでに夏の終わりを告げていた。
嘘の色で塗られた絵日記は、24色のクレヨンの夏の秘密だった。
25/AUG/2010年 矢作 裕子