昼食後はメイビス・バンク・コーヒー・ファクトリー(Mavis Bank Coffee Factory)へ移動。ここも前述のコーヒー・トレーダーズ・リミテッド(Coffee Traders Limited)同様、ブルーマウンテン・コーヒーのサプライヤーの1つです。ジャマイカにはブルーマウンテン・コーヒーのサプライヤー(輸出業者)が計20社ありますが、内8社で全体の80%を扱っているそうです。このメイビス・バンクは1953年に初めて日本へブルーマウンテンを輸出した会社でもあります。現在は70%の株を政府が所有しており半官半民のような会社です。扱い量は全ブルーマウンテンの約30%になります。
この工場にはウェット・ミルからドライ・ミル、そして焙煎工場まであります。持ち込まれたチェリーが製品になるまでの全工程が視察出来ます。現在デポ(Depo)と呼ばれる買い付けを行う場所がブルーマウンテン・エリアの彼方此方に点在しており、約90人の仲買人が約5000人の農家から買い付けを行っています。その場でフローティングを行い比重選別して工場に持ち込まれます。工場でも再度選別を行い、その後パルピングです。ここのウェット・ミルもクリフトン・マウント同様、アクア・パルパー(ミューシレージ・リムーバー)付きです。パルピング後天日で約7時間乾燥させ、その後巨大なドラム式ドライヤーでじっくりと約48~52時間。約55℃の温風で含水量が12%になるまで乾燥させます。乾燥後は8~12週間寝かせて生豆の完成です。その後はハンドピックを行い、輸出用生豆と焙煎用に分けられます。
この工場には現在焙煎機が2台あり、1台はドイツのFerd.Gothot社の120キロ釜ともう一台はデートリッヒ社の120キロ釜。この2台で焙煎した豆をJABLAMブランドでジャマイカ国内のみならず世界各地へ輸出しています。