ベルリナ農園のパルプドナチュラル。ほんのわずかだけ作ります。今年は12袋のみ。
ベルリナ・テロワールは、通常とは違うプロセシングで作られました。いわゆる「パルプドナチュラル」。雨の少ない乾燥した時期に、完熟したチェリー だけを摘み取り、3時間以内にパルピング。そのままパティオとドラム式の乾燥機にてじっくり含水率11%になるまで乾燥させ、その後3ヶ月間寝かせます。 そうすると、通常のベルリナとはまったく異なったワイン樽に漬け込んだような風味と甘さを持つコーヒーに生まれ変わります。2007年に試験的に数袋持ってきました。これはどーかなあ、と思っていたら、あっという間に売れてしまいました。好みが分かれる豆だと思います。
ベルリナ農園の品種はティピカですが、もともとこの種は野生のアライグマが食べて吐き出したものが始まりだそうです。人間が始めた農園でなく、動物が始めた農園と言えるでしょう。
品名 | ベルリナ、チェリーテロワール |
生産国 | パナマ |
地域 | チリキ県ボケテ地区オルケタ |
生産者 | ベルリナ農園 |
クロップ | 2008/2009 |
規格 | SHB |
欠点規格 | 0-6/300g |
スクリーン | スクリーン16アップ |
木の品種 | ティピカ |
その他 | 標高1500-1650メートル、年間降雨量3200ミリ、木陰栽培、 |
精製方法 | パルプドナチュラル |
開花時期 | 5月-6月 |
収穫時期 | 12月-5月 |
船積時期 | 2009年6月 |
保管方法 | 定温保管 |
ロットナンバー | 29/17/55 |
AROMA | 8 |
ACIDITY | 8 |
BODY | 8 |
FLAVOUR | 8 |
AFTERTASTE | 7 |
FINAL SCORE | 89 |
ナッツ、キャラメル、ドライチェリー、プラムの強いアロマ。酸味とコクのバランスよい。スムースな口当たり。木、マッシュルーム、ブランデー、チェリー、チョコレートなどの複雑なフレーバーはナチュラルプロセスによる。カップが熱いうちは甘みとコク、冷めるとかすかに乾燥した香木の香りが漂う。 |
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