Alishan Zhou Zhu Yuan Farm, Sumatra Typica, Washed

阿里山 鄒築園(ヅォゥチューユアン)スマトラティピカ ウォッシュド

  • 単一農園
  • 天日乾燥
  • 原種豆限定
  • 1Kg/ 入荷110パック ·残0.0パック

◆商品説明

阿里山 鄒築園(ヅォゥチューユアン) スマトラティピカ17/18クロップ!

日本統治時代の台湾各地のコーヒー栽培の状況。

日本統治時代にどのようにコーヒー栽培が始まったかについて、台湾総督府殖産局の桜井芳次郎は、以下のように述べている。

総督府中央研究所林業部の調査発表(台湾農事報第260号)によれば次の如し。

「台湾で初めて珈琲の栽培を試みたるは、遠く光緒10年(明治17年、1884年)のことで大稻にある徳記洋行に関係あった一英国人が、マニラから苗を輸入 し、今の三峡の地に植えたのが抑々の始めである。其の後、文山郡冷水坑や汐止付近でも栽培し、一時相当に生産したのであるが、其の後全く衰退状態に帰して 仕舞った。然るに、領台後明治35年(1902年)になって、故田代安定氏(総督府技師)が、殖産局恒春熱帯植物殖育場(現在の林業試験支所の前身)を創 設する際、前記冷水坑にあったマニラ系統の母樹から、種子を獲て栽培を試み、別に小笠原から爪哇(ジャワ)系統の種子を輸入して、極力増殖を図り、即ち小 規模の栽培は、領台前にもあったが、試験的に相当な面積に栽培したのは、今の恒春林業試験支所の前身である恒春熱帯植物殖育場を以って嚆矢とする訳であ る。

幸い同地の気候風土が、珈琲栽培に適し、発生後三年目から結実し、四年生木で半封度(ポンド)、六年生木で一封度(ポンド)の収穫を得た、其の栽培 面積の如きも三町歩余に達した時代もあり、明治38年(1905年)以降は年々収穫があって、41年以後は年に一石位の生産があり、現今尚ほ89斗位の収 穫がある、斯くして生産した豆は40年に東京で開催された勧業博覧会に出品もし、また大正4年(1915年)大正天皇の御即位の御大典の際には、特に国産品と云ふので、恒春産の珈琲の御下命があった、即ち台湾で珈琲の収穫が相当にあったのは、恒春林業試支所が初まりで、それは遠く明治41年以来の事である。」

こ のように、台湾総督府の技師であった田代安定が、日本統治時代より前に植えられて残っていたマニラ系統の種と、小笠原島から輸入したジャワ系統の種1を 使って、明治35年(1902年)ごろから恒春熱帯植物殖育場で栽培を試み、明治41年(1908年)ごろには収穫が安定し始めたことがわかる。

上記の論文で面白いのは、台湾珈琲を「国産品」として認識し、台湾が日本帝国の一部であることを強調していることです。

阿里山農園訪問記

◆SPEC

品名 阿里山 スマトラティピカ ウォッシュド
生産国 台湾
地域 嘉義県阿里山、楽野村(Le Ye village)、鄒築園(Zhou Zhu Yuan)
生産者 アヴァイ・タパング(Avayi Tapangu)
クロップ 17/18
規格 公式な規格なし
欠点規格 丁寧にハンドピックしているのでほぼ欠点なし
スクリーン スクリーン16アップ
木の品種 スマトラティピカ(第二次大戦前に日本人が持ち込んだコーヒーが野生化したもの)
その他 標高1200-1250メートル、農園面積2ヘクタール、1996年から栽培
精製方法 フルウォッシュド
開花時期 2017年4月-5月
収穫時期 2017年12月‐2018年5月
船積時期 2018年10月
保管方法 定温倉庫
ロットナンバー なし

2017年全国十大神農に選出
農園主アヴァイ・タパング(中名:方政倫)
1キロパックで登場(青)がウォッシュド

  • 1)商品・生産地の情報を不明な点も隠さず公開いたします
  • 2)カップ品質でロットを選び取っていますので商品名の後にロット番号の最終末尾を明記しています。例)CAMPO ALEGRE1436
  • 3)日本に入荷した時期や保管方法も開示いたします
各種マークの説明:
  • 単一農園単一農園:限定された農園・生産者が明らかな商品:
  • 地域限定地域限定:産出する農協限定など生産地域が限定された商品:
  • 天日乾燥天日乾燥:乾燥工程で手間暇かけた天日乾燥の原料を使用した商品:
  • 原種豆限定原種豆限定:コーヒーの木の原種のみを厳選した商品:
  • 品質認証済み品質認証済み:スペシャリティー協会・有機栽培など第3者による品質証明書付き、または準ずる商品:
  • オークション・品評会入賞品オークション・品評会入賞品:品評会入賞品:ネットオークション・各種品質コンテスト入賞商品:
  • サステイナブル・コーヒーサステイナブル・コーヒー:有機・環境・公正貿易の観点に配慮した地球と人にやさしい珈琲: