ルソン島のツブライ町で2へクタールのコーヒー農園を所有している。
生産者が住んでいるベンゲット州はルソン島の北部の山岳地帯。一般的なフィリピン人とは違う山岳民族で、身長は低く、内気で真面目な民族。
[概説]
東南アジアに位置する共和制国家。国名は16世紀のスペイン皇太子フェリペに因んでいる。アラビカ種は1740年頃スペインのフランシスコ修道士によって、メキシコ、ジャワ、ブラジルなどから持ち込まれた。1800年代には世界第4位のコーヒー生産大国だったが、1889年に流行したさび病によっては大打撃を受けて壊滅状態となってしまった。アラビカ種の代替として、19世紀末に米国からロブスタ種、リベリカ種、エクセルサ種が持ち込まれた。1974年までのコーヒー生産は全て国内消費に向けられ、1976年から輸出が再開。主にシンガポール向けだった。現在コーヒー生産の85%はロブスタ種で主にインスタントコーヒーに使用されている。8%がアラビカ種、7%がエクセルサ種およびリベリカ種である。
[地勢・気候]
東西1,100キロ、南北1,800キロに亘る海域に、大小合わせて7,109の島々から構成される多島海国家である。国土は日本の約8割で火山の山岳と熱帯雨林が占めている。海洋資源と鉱物資源が豊富で、特に金と銅の埋蔵量は世界規模である。気候は熱帯海洋性で湿度が高く暑い。季節は3シーズンあり、3月から5月が暑い乾季、6月から11月が雨季、12月から2月が涼しい乾季となる。台風の通り道にあるため、毎年台風被害を受けている。
[生産状況]
生産量は1989年の135万袋をピークに毎年減少し45万袋(2012)まで落ち込んでいるが、フィリピン政府はコーヒー産業再生を目指し、コーヒー生産者に対して資金および精製設備などの援助、生産者に対する品質向上プログラムを組むなどの取り組みを行っている。
[主要生産地]
主要生産地は、ルソン島70%とミンダナオ島30%である。アラビカ種はルソン島北部高地、標高700~1000メートル、ロブスタ種はルソン島とミンダナオ島の標高200~600メートル、エクセルサ種とリベリカ種はルソン島バタンガス地区と北ミンダナオ、標高300m以下の低地で栽培されている。収穫期は、アラビカ種とロブスタ種が12月~3月、リベリカ種、とエクセルサ種は1月~4月である。栽培品種は、アラビカ種(ティピカ、ブルボン、カツーラ、カチモールなど)、ロブスタ種、リベリカ種、エクセルサ種。精製方法はウォッシュドとナチュラルがある。
[品質・格付]
グレードは、ラージ、ミディアム、スモール、ミックスがあり、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種、エクセルサ種によって規格が異なる。
[流通]
主な輸出先は米国、オーストラリア、ドイツ、カナダ、スペイン、シンガポールである。日本の入荷もあるが2,640キロ(2012)と僅かである。
品名 | ネネタ・ぺラルタ |
生産国 | フィリピン |
地域 | ルソン島ベンゲット州ツブライ町 |
生産者 | ネネタ・ぺラルタ |
クロップ | 17/18 |
規格 | 明確な規格無し |
欠点規格 | 明確な規定なし |
スクリーン | スクリーン15アップ |
木の品種 | ティピカ |
その他 | 標高1400メートル、2011年にコーヒー栽培をはじめた |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 2017年2月 |
収穫時期 | 2017年11月-2018年1月 |
船積時期 | 2018年8月空輸 |
保管方法 | 弊社事務書にて保管 |
ロットナンバー | なし |